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【テレビなし育児】 視聴時間と学力との関係性をテレビなし育児中の親が紹介

我が家では3歳になる長男と1歳の次男の二児を育てていますが、自宅でテレビを見る習慣がありません。

息子達は「アンパンマン」や「おかあさんといっしょ」を見ることもなくスクスク育っております。

テレビなし育児には賛否両論がありますが、親の心配の一つに

ママさん

テレビ、ゲーム、Youtubeばかりになったらバカになるんじゃないかしら

という不安はあると思います。

我が家もテレビ禁止!!Youtube禁止とまではせず、本人が見たくなったら見せようと思っている方針ですが

ただ、テレビを見ることでバカになるか=どれくらい学力に影響があるかは知っておきたいところです。

この記事では3歳と1歳の息子をテレビなしで育児をしている筆者が

・テレビやゲームやスマホがどれくらい学力に影響を与えるか

を紹介して、子どものテレビ制限を考えるきっかけを作ります。

目次

1時間未満のテレビ視聴のこどもが一番学力が高い

平成26年度(2014年)仙台市の中学生のデータでは、平日のテレビの視聴時間が1時間未満の中学生の数学と国語の平均点が、他の視聴時間の子供達と比べて一番高かったようです!!

こどもたち

おっけい!!じゃあ、もう1番組テレビみるわ!!

という、子ども達が沢山出てきそうですが、以降、視聴時間が長ければ長いほど学力が下がっていくので要注意です。

また、テレビを全く見ない学生よりも1時間未満の学生の学力が高いようです。これは

  • テレビを全く見ずにスマホを見る子どもが増えている
  • 経済的な理由でテレビが家にない
  • 社会の出来事に興味がなくテレビを見ない

などが、理由として考えられるようです。

個人的には、中学生で1時間未満のテレビ視聴は、親と一緒に朝と夜にニュースだけ見るという真面目な生徒なんじゃないかな?と思います。

また、テレビを全く見ない!!という中学生は代わりにスマホでゲームやSNS、最近はYoutubeに置き換わっている可能性は高いですね。

その点、テレビ視聴が1時間未満というのは1つの番組のみもしくはニュースだけ。だと思いますので、かなり節制が効いている子達だろうと。

私も子どもが産まれてからはテレビの習慣はなくなりましたが、自分が学生の時はドラマや夜のバラエティー番組など見てましたから。

1つの番組見るだけで1時間消えますからね・・・

【参考図書】スマホが学力を破壊する-川島隆太 (2018年)

記事の参考にした本の紹介も入れておきます。

本の概要

タイトルは「スマホが学力を破壊する」

2018年に第1版発行された本です。

スマホの普及に伴い、スマホの長時間視聴が子どもに与える影響や学力に与える影響を仙台市の子供達の実データで紹介している本です。

仙台市では、仙台市立に通う中学生のデータを解析しているようです。(個人情報的なところはうまくやっているようです)

米国小児科学会(AAP)が1999年、2歳未満の乳幼児のテレビ視聴を制限するよう、保護者たちに提言したことなんかは有名ですが、この本では日本の学生のデータを紹介しているのでとても参考になりました。

著者は「脳トレ」の川島隆太さん

著者は脳トレの川島隆太さんでした。

ニンテンドーDS「脳を鍛える大人のDSトレーニング」で有名な方です。

これであっ!と思った方も多いのでは?

私は当時中学生でした。この脳トレのゲームを家族で沢山やっていたのを思い出します。

著者は意識せずに、タイトルだけで購入しましたが、まさか川島さんだったとは。

テレビ、ゲーム、スマホが学力に与える影響

テレビの試聴時間と学習時間が学力に与える影響

冒頭で紹介したように、平日のテレビの視聴時間が1時間未満の学生の数学と国語のテストの平均点が一番高かったようです。

家庭での学習時間との相関も見られていますが、テレビ視聴時間に関わらず、

家庭学習時間が長ければ長いほど平均点は高いです。当たり前ですが家庭学習が大事ですね。

面白いのが家庭学習時間が2時間以上の中学生で、

数学の平均点はテレビを全く見ない子どもと、テレビを1-2時間見る子どもで同じくらい。国語の平均点はテレビを全く見ない子ども、2-3時間みる子供が同じくらいの点数だったようです。

テレビで色々な言葉を知っていたり、実際に見たことはない情景を映像で知れることに国語力へのメリットがあるのでしょうかね。

(国語も視聴時間は1時間未満が一番高く、以降見れば見るほど下がるようですが・・・)

ゲームのプレイ時間と学習時間が学力に与える影響

ゲームのプレイ時間と学習時間のデータも調べられています。

数学についてはテレビ視聴と同じような傾向で、1時間未満のゲームプレイが一番平均点が高く、以降ゲームをすればするほど下がる。

全くしないより1時間未満のゲームプレイが1番高いようです。

国語力は、ゲームをすればするほど下がるようです・・・

やはり、自宅学習時間が長ければ長いほど点数は高いです。

確かに、戦略的に色々考える必要のあるゲームや、空間把握を必要とするシューティングゲームやマインクラフトなどは数学力も上がりそうですよね。

個人的には国語力が下がっていくのも納得です。

こどもたち

倒せー!!いけー!!うぉーーー!

ゲームなんてこれだけで済みますからね。国語力が上がる余地は少ないですよね・・・

スマホの使用時間と学習時間が学力に与える影響

傾向としては、テレビの利用時間と似ているようです。

数学の平均点は、1時間未満のスマホ利用が一番平均点が高く、以降スマホ利用の時間が増えれば増えるほど下がる。

全くスマホを利用しないより、1時間未満のスマホ利用の平均点が1番高いようです。

国語の平均点も同じく、1時間未満のスマホ利用が一番平均点が高く、以降スマホ利用の時間が増えれば増えるほど下がる。

全くスマホを利用しないより、1時間未満の利用が1番高いようです。

スマホの利用には、スマートフォン、タブレット端末、iPod(現在使っている学生は非常に少ないと思いますが)等を含んでいました。

個人的には、スマホを利用したことで学力が上がったとは考えにくいですが、

スマートフォンを持っていない中学生(全く触らない)よりは、持っているけれども節制して使っている中学生の方が学力が高いものなんとなく納得です。

スマホもうまく使えば、動画で物事を調べたり教育的もうまく使うことが出来そうですし、中学生でスマホを持っていないと友達とのコミュニケーションも希薄になりそうです。

睡眠時間が学力に与える影響

本の中では睡眠時間ごと(6時間未満、6-8時間、8時間以上)のテストの平均点の情報も紹介されてました。

これまで紹介した、テレビ、ゲーム、スマホどれをとっても、睡眠時間6-8時間の中学生の学力が一番高いようです。

6時間未満は流石に低いのも納得ですが(おそらく深夜までテレビやゲーム、スマホをしているのでしょう)、

寝過ぎ(8時間以上)も良くないようです・・・

寝すぎが良くないのか、寝過ぎの子ども達が勉強していないのかはわかりませんがね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

中学生時点で1時間以内のデバイス使用に抑えるとなると、小さい時からデバイス漬けの習慣は子どもが大きくなってからの制限には非常に苦労すると思っています。

また、小さいうちであれば、もうテレビはおしまいよ〜で片付きますが、

中学生になってから、テレビはおしまいよ〜ですんなりいくとは到底思えません。。。

今の所、我が子達はテレビ番組を見たいと言っていませんが、最近長男が保育園でアンパンマンやディズニーを覚えてきたようで、

長男

ア○パーンチ!!
ジャンボリ⚪︎ッキー!!

と、遊んでいます。そろそろ、見たい番組出てくるかな〜と思っています。

また我が家はまだまだKids。いずれは必ずスマホ、ゲームをいつから持たせるか、その時の使用ルールをどうするか検討する時期が来るはずです。

その時に備えて、色々情報収集をしておこうと思います!

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この記事を書いた人

3歳と1歳の息子のパパ
教育学部を卒業後、大学院を出て現在大手の外資系企業でサラリーマン中。
趣味は読書で育児書も読み漁るも、思い通りに行かない育児に日々奮闘中。

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