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0歳で保育園はかわいそう?共働きなら0歳入園すべき理由!!

最近は共働き世帯の増加によって保育園の利用が増えています。

我が家も漏れずに夫婦共働きで、二人の息子をどちらも0歳で保育園に入れました。

赤さん

なんで僕を0歳から保育園に入れたんだい?

ババ・ジジ

そうだそうだ。かわいそうだよ

ママ・パパ

0歳から入れるメリットが沢山あるからだよ!!
0歳入園か1歳入園で悩んでいたけど、0歳から入れて全く後悔ないよ。

我が家も長男の保育園の入園を考えた時に、0歳から入園させるのは少し可哀想かも。1歳から入園させた方がいいのかな?と悩んでいました。

最終的に長男は0歳からの保育園入園(産まれて約6ヶ月時点)を決めましたが、入園後数ヶ月後には後悔もなくなり、次男も0歳から保育園入園をしています。

この記事では2人の子どもを0歳から保育園に入園させている筆者が

・0歳入園のメリットとデメリット
・0歳から保育園に入れて良い理由

を紹介して、特に0歳か1歳どちらで保育園に入れるか悩んでいる方に向けて
0歳から保育園に入れることの背中を押す記事を書いていきます。

目次

どれくらいの子どもが0歳で保育園へ入園をしているか

幼稚園に在園する割合と保育園に在園する割合

まずは、どれだけの子供たちが保育園と幼稚園に在園しているか見てみましょう。

令和5年に子ども家庭庁から公開されたデータでは、小学校に入る前の5歳児の時点で41%が保育園、42%が幼稚園に在園しているようです。

就学前時点では幼稚園と保育園がほぼ同じ割合で利用されていますね。

また、残りの17%は幼保連携型認定こども園(教育・保育を一体的に行う施設で、いわば幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設です。)に在園しているようです。

我が家は東京23区にありますので、東京都の現状も見てみましょう。

令和4年度の東京のデータでは平日の日中に通園させたり預けたりしている未就学児の主な預け先は「認可保育所(私立)」が 37.5%で最も高く、次いで「幼稚園」が 24.3%、「認可保育所(公立)」が 23.4%となっています。

東京都で未就学児がいる世帯では、約61%が保育園を利用していて、約24%が幼稚園を利用しているようですね。

ただ、こちらのデータでは未就学児全体を分母にしているので、幼稚園に入れない0-2歳が含まれている分、保育園の割合が高くなることは注意しないといけません。

少し前ですが平成28年時点で東京都の4歳以上の未就学児の約42%が保育園を利用していて、約54%が幼稚園を利用しているようですので、保育園・幼稚園どちらかに大きく偏っていることはなさそうです。

我が家が保育園に預けているからでしょうか。もっと保育園の割合が高いと思っていましたが、幼稚園も多く利用されているのですね!!(ええっみなさん、そんなに余裕あるの!?)

幼稚園前に保育園に入れている割合

ただ、今回この記事を読まれている多くの方は、0歳で保育園に入れるかどうかでお悩みのことでしょう。

いつかは保育園に入れることはほぼ確定していると思います。

いったい、どれだけのお子さんが幼稚園に入れる前の3歳前に保育園を利用しているのでしょうか。

令和4年時点の全国の年齢人口からの推計では、0-2歳児の約6割が未就園児で、約4割が保育園や幼保に就園しているようです。

意外と幼稚園入園前までは自宅でお子さんを見られているご家庭も多いのですね。

(ママが働かなくてもやっていけるご家庭が羨ましいです・・・)

0歳、1歳、2歳で保育園を利用する割合

では本題に戻り、0歳・1歳・2歳辞典でそれぞれどれくらいの割合で保育園等を利用しているでしょうか。

(就園児:保育園等を利用、未就園児:家庭保育)

全国の割合0歳1歳2歳
就園児16%45%51%
未就園児84%55%49%
年齢別の未就園児の割合(全国)
東京の割合0歳1歳2歳
就園児22%44%48%
未就園児78%56%52%
年齢別の未就園児の割合(東京)

0歳時点で20%程度が保育園を利用しているのが、1歳で45%ほどに増えて、2歳で50%程度が保育園等を利用しているのが分かります。

0歳で保育園に入れるか悩んでいる方!!20%、つまりは大体5人に1人が0歳で保育園に入っています。 

なんとも言えない割合ですね・・・。悩んでいる人には少ないと思う数字でしょうか?ただ、1歳児に2-3倍の数字になると考えると、0歳と1歳で入れる割合が1:1-2と思うとそこまで少ないと思わないのではないでしょうか。

参照
こども・子育ての現状と 若者・子育て当事者の声・意識、令和5年内閣官房子供家庭庁設立準備室
・東京都福祉局 令和4年度 調査の概要

0歳入園のメリット

では、私が考えている0歳入園のメリットはこちらです!!

  • 早くから社会性が身に付く
  • 保育園で子どもの生活リズムができる
  • 早期に仕事復帰ができ、精神的・金銭的な余裕が生まれる
  • 希望する園への入園の可能性が高まる

早くから子どもに社会性が身に付く

0歳児クラスとはいえ、子どもが満1歳になった3月までいるところ。1歳近くになれば、お座りをしたり、ずり這いをしたり、ハイハイをしたり、歩いたりする子もいます。

そして何より、色々なことに興味を持っているんですよね。

うちの子も0歳から先生や他のお友達、色々なおもちゃを見てニコニコ。

確かに入園したては、甘えん坊の子は泣いてしまうかもしれないけれど、0歳児クラスの後半の方ではもうみんな楽しそうに遊んでいます。

他の子供と一緒に楽しく遊んだり、先生に遊んでもらったり。物の取り合いをして泣いてしまったり。

まだお話は出来ないけれど、0歳児クラスからみんなでちゃんと社会生活を送れているんです。

また、保育園には年上のお兄さん・お姉さん達がいっぱいいて、ヨシヨシなでてもらったりおもちゃをもらったり、楽しそうにやっています。

いずれ保育園に入れるのであれば、少しでも早く色んな人と関わる経験をさせるのは全く悪くないと思いませんか?

保育園で子どもの生活リズムができる

保育園に子供を預けるので両親は仕事をすることになります。朝7-9時頃に保育園に預けるために子どもは早く起きる(起こす?)必要があります。

保育園では、お昼やおやつ、お昼寝の時間が決まっているので、子どもは日中も同じリズムで生活してきます

でも0歳の子を丸一日、毎日同じリズムで生活させるって自宅では中々大変だと思います。

自宅では、起きる時間やお昼寝の時間がズレることでご飯の時間が変わったり、夜寝なくなったり・・・

何故か保育園では周りの子も一緒に行動しているからか、子ども達はちゃんと決まった時間にお昼寝して、ご飯を食べているんです。

そして保育園から帰ってきた後も、明日の保育園に備えて、出来るだけ早く寝かせようと考えられます。

1歳や2歳で保育園を入れるとして、保育園にいくまでの1年間から2年間、保育園に行っている子ども達以上に生活リズムを整えるのは中々難しいと思います。

早期に仕事復帰ができ、精神的・少しの金銭的な余裕が生まれる

我が子を小さい時から保育園に預け「なければ」ならない一番の理由は、パパ・ママが仕事に復帰することだと思います。

金銭面から見ていくと、

確かに元々仕事をされていた方は、育休開始以降の一定期間、育児休業給付金が貰えます。また、保育園に入ることで保育料の支払いが必要になります。

年収や自治体によって金額は変わりますが、計算すると働いても月額数万円の差にしかならない!!というケースもあります。(実際我が家も数万円しか変わりませんでした・・・)

数万円だとしても年間で考えると結構な額になるとも言えますが、個人的にはボーナスが多い会社でなければそこまで大きな差にはならないと思ってます。

精神面はかなりのものです。

これは保育園に入れた親にしか分からないかもしれないですが、保育園に預けられる平日の精神的な負担軽減はすごいです。

休日に1日子供の面倒を見るとクッタクタになります・・・

保育園に預けている時間は育児から離れることができ、仕事時間でリフレッシュできます。

日中こどもと一緒に入れないからこそ、ずっと一緒にいるよりも、子どもといる時間が濃密に・前向きに子供に向き合う考え方を持てるかなと思います。

私自身、こどもの成長に重要なことは、

どれだけ子供と一緒にいれたかではなく、一緒にいる時間をどう過ごしたかだと思っています。

日中、子供とダラダラ過ごしたり、やることがなくなりYoutubeやテレビを見せるくらいなら、保育園で色々学んできた方がよっぽどこどもの成長に大事だと思います。

専業で日中、全力で子どもを見られているパパママは本当すごいと思います。

希望する園へ入れる可能性が高まる

保育園に一番入園させやすいのは0歳クラスです。1歳児以降のクラスではすでに在園している0歳児が進級し、募集人数が少なくなる傾向になるために、1歳時以降は激戦となります。

我が家は墨田区にあります。

墨田区の保育園で倍率の高い順で見ていくと、0歳児だと14倍、11.7倍、11.5倍です。1歳児だと31倍、21.3倍、20倍と続きます。さらには1歳児で「募集なし」という保育園も多くあります。

倍率が低い順でも、0歳児だと1.1倍、1.2倍、1.3倍となりますが、1歳児だと1倍、1.8倍、1.9倍と続きます。

0歳児の方が絶対に入りやすく、いかに希望の園に入りやすいかがわかりますね。

また、0歳から保育園に入れる覚悟ができていれば

もし希望の園に入れなくても、途中で他の園に空きがでれば転園できますので、希望の園に入れる確率が高くなります。

保育園は何年間も通うことになります。自宅や駅から近く、保育園のお見送りとお迎えがしやすい園に預けられるのは長い目で見るとかなりのメリットです。

ぜひ、皆さんの自治体での0歳と1歳での保育園の入りやすさを調べてみてください。

恐らく、多くの自治体で同じような状況だと思います。

参照:墨田区 令和5年度4月一次入園(入所)申込状況

0歳入園のデメリット

次に、一般的に言われる0歳入園のデメリットを見ていきましょう。

  • かわいそう、周りから「かわいそう」と言われる
  • 子供の成長の瞬間が見られない可能性がある
  • 病気にかかる可能性が高い
  • 保育料の負担がある
  • 子どもと一緒にいられる時間が減る

かわいそう、周りから「かわいそう」と言われる

個人的にはこの理由が0歳入園を渋ってしまう一番の理由だと考えています。

当たり前の感情だと思っています。私も、特に妻は長男を0歳で保育園に入れるかどうか悩んでいたときに、

「こんなにママの顔の見てニコニコしているのに、預けるなんて可哀想😭」

と泣いていました。

しかし、よく考えてみてください。なぜ可哀想なのでしょうか?

子供より仕事を優先しているから?子育てに時間をかけていないから?

では、0歳ではなく1歳で預けるのはどうでしょうか?2歳から預けるのは?

いつか仕事を優先し、子育てに全ての時間をかけることができない夫婦ならば、いずれ保育園に預けるので、そのタイミングで「かわいそう」と思う行為をすることに変わらないと思います。

(子育て中は専業主婦で、保育園に預けず家庭でみるという判断はそれで妥当と思っています。)

また、正直な話、保育園が始まって数ヶ月後には、かわいそうと思う気持ちはほとんど無くなります。メリットでお話ししたように、保育園に行けば子どもは楽しそうにしているし、親側も子育ての負担が減るから楽なんですね。

0歳児クラスに預けて数ヶ月経っても「あまりにも可哀想😭」と思い続けることができている親御さんがいたら、是非教えて欲しいです。

子供の成長の瞬間が見られない可能性がある

初めての寝返り、初めてのハイハイ、初めてのつかまり立ち、初めてのあんよ。

確かに、子供の初めてが見れないかもという不安はありますよね。

ただ、子どもの成長はある時から突然寝返りをしたり、歩き始めたり。ということは少なく、初めは「あれ?できたのかな?」という感じで、翌日にはまたしなかったりします。

少しずつ出来るようになるんですよね。

もし、保育園で「あれ?できたのかな?」のタイミングが来ても、確実に「これ、出来ているな」となるまでは時間が空きますし、家と保育園どっちで出来たのか?は判断しにくいですよ。

まさか、ハイハイしか出来なかった子が、保育園の帰りには歩いて帰ってくるなんてことはないですから😆

ちなみに我が家は2人とも、寝返りも、ハイハイも、つかまり立ちも、あんよも、初めて出来たタイミングは家と思っています。

保育士さんが成長を親に伝えるタイミングが上手なのでしょうか?

それとも親は、客観的にはまだほとんど出来ていない状況でも「出来た!!」と贔屓目に見てしまうのでしょうか。

いずれにしても、保育園に通っていても、子ども成長はちゃんと楽しめますよ!!

病気にかかる可能性が高い

これもよく言われますね。確かに、沢山風邪を引きますし、保育園は1年中誰かは鼻水を垂らしている環境です。

ただ、小さい時に風邪を沢山引くことはデメリットにも思えますが、風邪を引くことで、免疫が出来て体が強くなるようです。

アメリカのアリゾナでの研究ですが、1980年5月から1984年10月に生まれた子供たちの親にアンケートを取った結果、

デイケア(6人以上の保育園等)で預けられていた子供達は、預けていない子供達よりも2歳時点で1.9倍、3歳時点で1.4風邪を引く回数が増えていました。

ただ6歳、8歳、11歳の1年間では、それぞれ、0.3、0.1、0.4倍に風邪を引く回数が少なかったようです。

小さい頃から風邪を引いておくと、小学校で風邪を引くことが少なくなるようです。

保育料の負担がある

メリットで働くことで少しの金銭的なメリットがあるとお伝えていましたが、一方で、働かなくても育児休業給付金がもらえます。

この育児休業給付金は、今後、休業前の賃金とほぼ同額の給付金を受けられるようにするようですが、

2023年時点では半年間は休業前の賃金の約67%がもらえ、半年以降は最大2歳まで約50%が支給されます。

(厚生労働省:「平成29年10月より育児休業給付金の支給期間が2歳まで延長されます」リーフレット )

更に、育児休業給付金に対しては所得税も社会保障料もかからないんですね。

結局働いても、額面は高くても、税金が取られることを考えたら、折角働いても月額数万円しか変わらない…

自分の仕事や会社が嫌な人であれば、やってられないですよね・・・

子どもと一緒にいられる時間が減る

0歳から保育園に預けるとやっぱり子どもと入れる時間は少なくなってします。

朝9時に預けて17時にお迎えにいくと、1日10時間、月-金で50時間、1ヶ月で大体200時間。

子どもを保育園に預けることになります。

ただ、計算すると長い時間ですが、実際に自宅で見ているとこの時間の貴重さに気付きにくいと思います。

先ほども書きましたが、私自身はどれだけ子供と一緒にいれたかではなく、一緒にいる時間をどう過ごしたかだと思っています。

また、保育園にいる時間もダラダラ過ごすのではなく、毎日保育士さんが考えた規則正しい生活を送ってきます。

一週間の約200時間を保育園に預けているよりも自分の方が有意義に時間を使うことが出来る!!という親御さんはそうそういらっしゃらないと思いますし、

そもそも、幼稚園から就園するという選択を考えられていると思うので、今回の対象の0歳か1歳どちらで入れるか?という悩みを持つ親御さんではないとも思っています。

確かに、一日中一緒にはいられませんが、

折角一緒に入れる貴重な朝の時間や保育園から帰ってきてからの時間やおやすみの日に、テレビは消し、youtubeは見せずに子どもと向き合う時間に専念すれば、親子の時間が減ることは大きなデメリットではないと思っています。

我が家ももうすぐ長男が3歳になりますが、家ではテレビもyoutubeもつけていません。

制限しているわけではなく、そもそも習慣がありません。

長期的に見ると0歳からの保育園はメリットばかり

この記事では、メリットとデメリットとして次のことを紹介してきました。

0歳からの保育園のメリット

  • 早くから社会性が身に付く
  • 保育園で子どもの生活リズムができる
  • 早期に仕事復帰ができ、精神的・金銭的な余裕が生まれる
  • 希望する園への入園の可能性が高まる

0歳からの保育園のデメリット

  • かわいそう、周りから「かわいそう」と言われる
  • 子供の成長の瞬間が見られない可能性がある
  • 病気にかかる可能性が高い
  • 保育料の負担がある
  • 子どもと一緒にいられる時間が減る

それぞれの項目を見ると、メリットである、早期に社会性を身につけることや、生活リズムや精神的・金銭的余裕、希望する園への登園は、0歳に限らず、以降も長期的にメリットを得られるんですね。

一方、デメリットは、0歳の時のその場その場でのマイナスポイントが多いと思います。

ですので、0歳で保育園に入れようか、1歳で保育園に入れようかと悩んでいる親御さん

迷わず0歳から保育園に入れる選択をしても全く問題ございません。

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この記事を書いた人

3歳と1歳の息子のパパ
教育学部を卒業後、大学院を出て現在大手の外資系企業でサラリーマン中。
趣味は読書で育児書も読み漁るも、思い通りに行かない育児に日々奮闘中。

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